「稲刈り②」
2014年10月16日
稲刈り後の作業です。
田んぼの周りにとりあえず置いていた、刈った稲をまとめます。
まとめるのに使用するのは、去年の稲ワラです。枯れているので色が変わっていますね。
現代のように、ヒモやロープなどが無かった時代は、この稲ワラでヒモやロープ、わらじや笠などを作っていました。凄いですね。
今回、稲ワラ2~3本をまとめてヒモ代わりにして、刈った稲をまとめました。
使い心地は…2~3本だと引っ張ると「ブチッ!!」とちぎれる事もありますが、ビニールのヒモとちがって安心感があるというか、優しい感じがします。(プラスチックのスプーンより、木のスプーンで食べた方が優しい感じがしますよね!?そんな感じです。)
※本来は稲ワラを水で濡らし、叩いておくと柔軟性が増し使いやすくなるそうです。
縛られた稲
縛った稲を小屋に入れました。(台風19号が来るので)
ネギみたいですね…
稲の束を広げています。(濡れたりしているのを乾燥させる為)
ちなみに、これはすべて「うるち米」です。
こちらは、赤米(古代米)です。
赤米は次に蒔く、種になる丈夫で綺麗な分を取っておきます。(良い種を残して、次もまた…を繰り返して丈夫で立派な稲にして行きます。)
赤米はこれぐらいでした。
今、赤米は穂の部分が下になって、ぶら下げられています。これを「さお掛け」と言うそうです。
皆さんもガードレールや、柵に稲が掛けられているのを見たことがあるかもしれませんね?
こうやって、少しの間逆さに干すことで、お米の旨味が全体に広がるとか…以前農家の方に、この逆さにするのとしないのではお米の美味しさが全然違うと言うお話を伺ったことがありますが…機会があればどれぐらい違うのか試してみたい所です。
干すことと、逆さにすることがキーワードなんでしょうね。パイナップルも逆さにしておくと甘みが全体にまわると、聞いた事があります。
とりあえず、以上が台風前に行った作業になります。